- 副業から始めていずれはイラストレーターとして独立したい!
- イラスト関連のおすすめの副業はある?
- イラストの副業にはデメリットや注意点もあるって聞いたけど…
お世話になります。
「一流NFTアーティストの思考がわかる本」の著者、ゆーまです。
副業解禁もあり、会社員をしながらイラストレーターの副業をしている方やそのための準備、情報収集を始めている人は多いです。
結論から申し上げると、会社員でもイラストを副業にして成功することは十分に可能です。
ただ、そのためにはデメリットや注意点を理解し、自分に合った副業を選ぶ必要があります。
本記事では、とくに本業のある社会人向けに、イラストレーダーとして副業を成功させる条件からイラスト関連の稼げる副業までまとめて解説します。
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副業で成功しているイラストレーター
「副業でイラストの活動をするには無理がある」という否定的な意見は多いです。
たしかに絵を描くという特殊なスキルのため、簡単に稼げるということはないかもしれません。
ただ、それはあなたの努力次第。
実際、副業で大きな成果を収めているイラストレーターさんは多いです。
本業としても十分にやっていけるほどです。
副業イラストレーター:おにぎりまんさん
まず最初に紹介したいのは、今や日本で1、2位を争うNFTアーティストの1人であるおにぎりまんさんさんです。
普段は、会社員として9時から20時くらいまで働きながら、イラストレーターとして活躍しています。
会社終わりや休日などの短い時間でも人気のイラストを描く生産性の高さの秘訣などは、書籍「一流NFTアーティストの思考がわかる本」でも紹介させて頂いております。
興味のある方は手にとってみてください。
兼業イラストレーター:samo*chaさん
続いて紹介するのは、兼業イラストレーターのsamo*chaさんです。
ゲーム会社に勤務しながら、個人でもイラストレーターとして活動しており、その絵柄に魅了されるファンは多いです。
このように副業でも本業を超えるレベルでイラストレーターとして活躍することは可能なのです。
副業イラストレーターのメリットとデメリット
副業でもイラストレーターとして作品を出したり、仕事を請けることは可能です。
ただ、副業だからこそのデメリットやメリットもあります。
副業イラストレーターのデメリット
副業イラストレーターだからこデメリットは以下の通り。
- イラストに使える時間が少ない
- 未経験だと実績がアピールしづらい
- 著作権譲渡を求められるケースが多い
- 初期費用がかかる
- 絵を描くのが嫌いになる場合がある
イラストに使える時間が少ない
イラストに限らないですが、本業があると、どうしても副業に使える時間は少なくなります。
平日は始業前や就業後の時間、土日は自分の時間を削る必要も出てきます。
あまりにも本業に時間を取られすぎるのであれば、以下の検討も必要になります。
- 転職
- フレックス/休職といった各種制度の活用
- その他、時短アイテムなど時間への投資
未経験だと実績がアピールしづらい
副業として未経験からイラストレーターとして活動する場合、最初はクライアントへあなたの実績をアピールしづらいです。
クライアントワークのポートフォリオなどもありません。
このため、例えば、以下がひと目でわかるようにしておく必要があります。
- どんなイラストを描くのか
- スキル/経験/何が得意なのか
- どのように仕事を進めるのか
著作権譲渡を求められるケースが多い
とくに副業でクライアントへイラストを納品する場合、著作権の譲渡までを求められるケースも多いです。
その場合、その絵の作者として積極的にアピールできなかったりと、認知してもらいづらい場合もあります。
権利関係はもちろん、納品したイラストは実績として公開、掲載できるのかしっかりと確認する必要があります。
初期費用がかかる
副業とはいえ、イラストレーターとしてクライアントを相手に活動したり、クオリティの高いイラストを効率的に描くのであれば、自己投資が必要になります。
- イラストを描くためのソフトやツール類
- 快適に作業できる環境
- 勉強のための書籍/スクール/セミナー代
上記はあくまで一例ですが、場合によっては、最初に大きな金額になってしまったり、副業で稼いたお金とトントン、あるいは赤字となるケースもあります。
本業で稼いだお金をしっかりと活動のため、スキルアップのために自己投資する必要があります。
絵を描くのが嫌いになる場合がある
著者がこれまで一緒に仕事をさせて頂いたイラストレーターさんではいませんでしたが、副業がきっかけで絵を描くことが嫌いになってしまう人も一定の割合でいるようです。
次のような理由が多いようです。
- クライアントからの無茶な要求
- 思ったように稼げなかった
- 描きたいイラストが描けなかった
副業はお金が発生するので、趣味でイラストを描くのとは状況が異なります。
このため、「イメージと違う…」と感じてしまう人も多いのです。
副業であろうと、「イラストでお金を頂く」というプロ意識や覚悟は必要です。
副業イラストレーターのメリット
デメリットもある一方で、イラストを副業にすることにはたくさんのメリットもあります。
- 最低限の収入が保証される
- 場所を選ばない
- 単価が大きいものが多い
- やりたくない仕事は断れる
- イラストのスキルアップに繋がる
最低限の収入が保証される
副業の最大のメリットは、本業での収入が保証されていることです。
このため、やってみてどうしても続かないのであれば、やめるという選択肢がとれます。
副業であろうと、本気で挑戦すべきですし、時間や投資は必要です。
ただ、本業での金銭的な保証があるため「ほぼノーリスク」と言えます。
場所を選ばない
イラストの場合は、作業場所を選びません。
パソコンやタブレットさえあれば仕事ができるためです。
また、オンラインでイラストの仕事が完結するサービスも増えています。
通勤や仕事帰りの電車の中、自宅、カフェなどあらゆる場所で作業ができます。
単価が大きいものが多い
イラストの仕事は単価の大きいものも多いです。
例えば、ライターだと1記事数千円ですが、キャラクターデザインなどであれば数万円、企業案件であれば数十万円のものもあります。
また、ものによっては、売上の一部がイラストレーターのロイヤリティ収入になり、不労所得になるものもあります。
やりたくない仕事は断れる
副業であれば、やりたくない仕事は選ばない、断る、といったことも可能です。
本業であればそうはいきません。
クライアントに迷惑をかけるべきではないですし、実績作りのために気が進まない案件をこなす必要もあるかかもしれません。
ただ、副業なら、肉体的にも精神的にも負担の少ないかたちで取り組むことができます。
イラストのスキルアップに繋がる
副業を通して実務経験を積むことで、結果として自身のスキルアップに繋がります。
絵のクオリティはもちろん、仕事の進め方や留意点などイラストレーターとして活躍するために学べることは多いです。
結果、副業から始めて、将来的には独立するといったことも十分可能になります。
イラストの副業を成功させる条件
ここまでの副業イラストレーターのメリットとデメリットも踏まえ、絵描きとして副業を成功させるための条件をまとめます。
- 副業のための時間を確保する
- 副業だからこそ本気で自己投資をする
- 自分に合った稼げる市場で副業する
副業のための時間を確保する
まずは何といっても時間です。
疲弊してしまわないためにも、限られた時間の中で、効率よくスキルアップし、稼ぐ必要があります。
稼いでいる副業イラストレーターは、最低限、以下のことを実践しています。
- 始業前や移動時間で勉強や情報収集
- 飲み会など余計な付き合いに参加しない
- 効率のよい方法を模索する
副業だからこそ本気で自己投資をする
成功しているイラストレーターは、副業だからといって手を抜いたり、優先順位を落とすことはしていません。
このため、本気でお金や時間などを自己投資している人が多いです。
将来を見据え、本業以上の成長意欲がある方もたくさんいます。
彼らは、「副業」というよりは、「どちらも本業である」という考え方の「複業」としてイラストの仕事に取り組んでいます。
自分に合った稼げる市場で副業する
副業イラストレーターとして活動するのであれば、自分に合った稼ぎやすい市場を選びましょう。
これは副業を続けるためのポイントの1つでもあります。
そのためには新しくできることを増やすための練習や知識を得るための勉強が欠かせません。
リスクなし!イラストを使ったおすすめの副業!
ここまでの内容を踏まえ、イラストに携われるおすすめの副業を紹介します。
イラストACへのイラストレーター登録
以下の流れで1回ダウンロードされるごとに、4.37円の報酬を得ることができます。
- イラストACにクリエイター登録
- 自身のイラストを素材としてアップロード
- ユーザーがダウンロードする
全世界で700万人が利用しているという規模感の大きさも魅力だと思います。
PIXTAでの素材販売
「PIXTA(ピクスタ)」でイラスト素材を販売することもできます。
素材としてが購入されると、現金と交換できる「獲得クレジット」を取得することができます。
詳しくは、「PIXTAでのクリエイター登録」をご覧ください
LINE STOREでのスタンプなどの販売
ご自身の絵柄に親和性があれば、LINE STOREでのスタンプなどの販売もよいと思います。
LINEというスタンプというイメージがありますが、以下のようなものも販売できます。
- LINEスタンプ
- アニメーションスタンプ
- 絵文字
- 着せかえ
- 壁紙
気になる方は「LINE Creators Market」に登録してみましょう。
eluでのデジタルデータ販売
「elu(エル)」は、デジタルデータを数量限定で販売できるプラットフォームです。
値段は500円から、数量は10個から売り出すことができます。
数量をコントロールできることで、希少性が付与される点がポイント。
「クリエイティブ活動が加速する世界を実現する」をミッションに掲げるアル株式会社の運営するサービスです。
そういった意味でもクリエイターにとって使い勝手のよいサービスと言えるのではないでしょうか。
ハロマスでオリジナルギフト制作を受け付ける
続いてもアル社が運営するサービスです。
ハロマスにクリエイター登録しておくことで、オリジナルギフト制作を受け付けることができます。
ギフト用のオーダーメイド作品になるため、1点あたりの単価が高くなります。
また、前払い制というのもポイントです。
イラストをつかったグッズ販売
以下のようなサービスの広まりでグッズ販売をするイラストレーターさんも増えてきました。
とくに、SUZURIなどは無在庫で自身のイラストを元にグッズ展開ができるため、リスクは極めて低いです。
制作過程を公開して収益を得る
出来上がったイラストを元に副業を考える人が多いですが、その絵を描く過程でも収益を得ることはできます。
「プロセスエコノミーの広がり」に記載の通り、投げ銭を頂いたり、はやい段階からファンになってもらう可能性を高めることができます。
イラスト関連のコンテンツ販売
noteなどのプラットフォームをつかったコンテンツを販売もおすすめです。
イラスト自体でもいいのですが、できれば、強みである「イラストを描けること」と絡めましょう。
具体的には、「イラストの上達方法」などあなただからこそ作れるノウハウだと価値があります。
Vtuberを始める
イラストレーターとしてVtuberを始める人もいます。
自身でキャラクターを描くことができ、Live2Dなどの使い方をマスターすればすぐに始められます。
動画の再生数やライブ配信の投げ銭が副業収益となります。
この実績を元に「Vtuber用のイラストを描く」といった副業にも広げられるのがポイントです。
イラストのスキルを教える
イラストのスキルを他人に教えるという方法もあります。
「副業レベルだから人に教えられるレベルにない」と遠慮する必要はありません。
初心者から見れば、経験者です。
「ストアカ」でイラストを教える先生として登録すれば、簡単にオンラインセミナーを開催できます。
イラストを描くだけでなく、イラストを教えることも副業になります。
クラウドソーシングの利用
副業の広まりで、以下のような各種クラウドソーシングの利用も盛んになっています。
- ココナラ
- クラウドワークス
- ランサーズ
- SKIMA
- スキルクラウド
「ココナラなどのクラウドソーシング市場は拡大傾向」のとおり、オンライン上でのイラスト業務の受発注は盛んです。
クラウドソーシングでのイラスト販売では押さえるべきポイントもあります。
詳しくは、「ココナラなどで売るための出品のコツ」をご覧ください。
クラウドソーシングで提案力を高めて、高単価案件の受注に繋げたい方は「コピペOK!ココナラで2万円の案件を獲得するための超提案術」も参考にして頂ければと思います。
Twitterでイラストの依頼を請ける
TwitterなどのSNSを主軸に副業の活動をすることも可能です。
SNSのプロフィール欄に「イラストのお仕事募集中!」と書いておき、料金表などもわかるようにしておきます。
その上で、作品をあげていけば、あなたの絵に興味を持った人からの依頼がくる可能性があります。
完全に個人間でのやりとりのため、手数料などが発生しない一方で、よりトラブルにならないよう注意する必要があります。
「SNSをやりたくない」という方は、「苦手ならSNSはやらなくてOK!代わりにやるべき施策を解説」も参考にしてもらえればと思います。
イラストのNFT化
イラストをNFT化し、NFTアーティストとして活動するという方法もあります。
Web3.0についての知識や仮想通貨を触るリテラシーが必要になりますが、間違いなくお金が1番動く市場の1つです。
実際、副業NFTアーティストも多いです。
気になる方は「NFTアートとは<メリットとデメリットをわかりやすく解説>」もご覧ください。
DAOで働く
まだ事例は少ないですが、DAOでイラストレーターとして働くという方法もあります。
DAOとは、「Decentralized autonomous organizations」の略、分散型自律組織を指す言葉です。
企業案件を請ける
ポートフォリオを持って企業へ営業
出版社や広告代理店などに直接営業活動
独立/本業へ
副業イラストレーターの注意点
ここまで述べてきた通り、副業でイラスト関連の仕事をすることは非常に低リスクです。
とはいえ、最低限おさえておくべき注意点もあります。
- イラストの権利関係などを明確にする
- 本業の会社組織に不利になるような副業はしない
- 確定申告の必要があるか確認する
イラストの権利関係などを明確にする
クライアントへ納品した著作権はあなたのものなのか、顧客のものなのかについては事前に決定しておきましょう。
もし、実績などを自由に公開したいのであれば、「著作権は放棄致しません」とサービスページに明記しておく方がトラブルになる確率は低いです。
また、その案件自体が既存のキャラクターなどの権利侵害をしていないかにも注意が必要です。
以下の通り、著作権違反には罰則もあります。
著作権侵害は犯罪であり、被害者である著作権者が告訴することで侵害者を処罰することができます(親告罪。一部を除く)。
自分のためにも権利関係を曖昧なままにしておくのは避けた方がよいです。
本業の会社組織に不利になるような副業はしない
イラスト関連の副業が、あなたの会社に不利益にならないような配慮も必要です。
「競業避止義務」や「秘密保持」に対する違反となり、ひどいと本業に支障が出る場合もあります。
とはいえ、過度に恐れる必要はありません。
本業で得たノウハウなどの情報をクライアントへ提供したり、従業員しか知り得ない秘密を外部に漏らすことで所属している会社の利益を害することがなけければ問題ないでしょう。
確定申告の必要があるか確認する
イラストレーターに限りませんが、副収入を得る場合は確定申告が必要になる場合があります。
著者はお金の専門家ではないため、詳細な説明は割愛しますが、できれば知っておいた方がよい知識です。
とくに「会社に副業していることがバレたくない!」という人にはおすすめです。
この動画では、税理士の資格を持った方がわかりやすく解説してくれています。
本記事では、「本業と副業のバランスをとる」といった当たり前のことは言いません。
ときには、チャンスを掴むため、夢のために、バランスよりもイラストレーターとしての活動を優先すべきケースもあるでしょう。
だからこそ、イラストレーターとしてあなたらしく活動するためにも、以下の点には注意するようにしてください。
- イラストの権利関係などを明確にする
- 本業の会社組織に不利になるような副業はしない
- 確定申告の必要があるか確認する
まとめ:未経験でも副業イラストレーターなら低リスクで始められる
副業イラストレーターとして成功する秘訣から、イラスト関連のおすすめ副業を紹介してきました。
日本政府も「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を出すなど副業を推奨しています。
イラストについて、未経験や初心者の方でも副業ならローリスクで始めることができます。
気になったものがあれば、ぜひチャンレジしてみてください。
それがイラストレーターとして活躍する第一歩となるはずです。
【よく読まれている有料記事】コピペOK!ココナラで2万円の案件を獲得するための超提案術